稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?
筆者は高い長財布を妻からプレゼントされたそうですが、年収が10倍になったとか。
よくよく読んでみると、お金持ちの社長達と話す話題作りに一役買っているみたいで
そういう面でも良かったんだと思います。
私は最後のあとがきにあった、筆者がとある住職さんに言われた
「お金持ちで幸せ、お金持ちで不幸、貧乏で幸せ、貧乏で不幸。
この中であなたはどのような人間になりたいですか?」という言葉が
心に残りました。
筆者はお金で苦労した経験があり、かつてお金持ちを妬みつつもお金持ちに
なりたかったそうです。 お金持ちにさえなれれば、幸せでも不幸でも構わない
と思っていたそうです。 でも、振り返ってみると「貧乏で不幸」の典型的な考え方で
税理士という仕事に就いてお金を通じてさまざまな経営と向き合ってきたそうです。
「お金持ちで不幸」な人は、たとえその時はお金があっても、精神的に不安定で
ゆくゆくは事業で大きな損失を抱えたり、死後に相続で遺族が揉めたりと、
お金にまつわるトラブルが後を絶たなかったそうです。
そうした姿を見ていると、どんなにたくさんお金を持っていようと、その人の考え方
や生き方には共鳴できないし真似ようとも思わないと。
一方で「お金持ちで幸せ」な経営者を積極的に真似ようと思うようになり、
税理士で駆け出しの頃は十分なお金もなく、高級な何かを買ったり身につけること
は出来無かったので、せめて考え方だけでも真似ようと思ったそうです。
思い返すと、それが「幸せ」への第一歩だったと。
「お金持ちで幸せ」な方とお金や財布の話をすると、本当に尽きることがないくらい
色々な面白い話を聞かせてくれるそうです。
その話の中に実践出来そうなものがあれば行動に移してみる。
もしそういう人が周りにいなければ、本書で紹介しているお金に好かれる人の
お金の接し方を真似てみてくださいと書かれていました。
最初は半信半疑でも、楽しみながら取り組むことが大切だそうです。
納得することが多くて、良い本だと思いました。
明日、楽天で財布を買いたいと思っています。